SHOW BALLET JAPAN × 探究型学習 2024年2月レポート
お金との付き合い方を学ぶ
国語、算数、理科、社会・・・。学校ではたくさんの教科にふれ学ぶ機会があります。あなたが小さかった頃、お金についての授業はありましたか? 昔は学校で学ぶ機会も少なくお金についての教育は家庭に委ねられがちでした。社会に出てから実践的学ぶよりも、小さい頃からお金について学ぶ機会があれば、お金との付き合い方もより豊かになったのかなと感じています。今回はお金を学ぶ入り口として、仕事と結びつけてクラスをデザインしてみました。
SHOW BALLET JAPANで働いてみよう♪
働いてもらうための大切なことを考える
まずは前回学んだことを再確認。「演出家ってなんだっけ?」
ただ覚えたものはすぐに忘れがちですが、考え、探究した事柄は経験として刻まれます。みんな、しっかりと演出家について覚えていてくれました。舞台には沢山の人が関わってることは発表会で経験しています。沢山の人が働く舞台はお金がかかることをみんなで共有してから、「お金を払えば、働いてもらえるのかな?」「働いてもらうためには、何が大切?」という質問を投げかけました。不機嫌な態度で頼まれたら?働いて、もらえるお金が安かったら?やりたくないことだったら? 色々な事例をあげ、みんなで問いに対してのこたえを探究しました。働いてもらうためには、色々考えなきゃいけないことがあることに気がついてくれました。SBでは「楽しくできる人」「適材適所」を大切にしていることも共有しました。
欲しいものはお金で手に入るの??
「これが欲しい!と思うものがあった時、どうしたらいいのかな?」という問いに「お金を払って買う」というこたえが真っ先に出てきました。 果たして方法はそれだけでしょうか? お金が生まれた背景や、紙幣・硬貨はその場にはないけど、見えないお金が動いている「キャッシュレス決済」にも触れました。
もうすぐバレンタイン
記憶に強く結びつける方法として季節やイベントは効果的です。なので、探究バレエでは「旬=今」をクラスに取り入れることをとても大切にしています。クラスの最後にプチバレンタインギフトを用意しました。 バレンタインギフトということもあり、「チョコ?」「キャンディー?」とラッピングから中身を予想、想像していました。が!中身はチョコ色の消しゴムでした。想像を超える経験は頭を柔くしてくれます。
お金のようなポイントで手に入れる。
欲しいものを手に入れる方法として、ポイントを利用する人も多いのではないでしょうか。割と子どもたちにも馴染みのあるポイント。SBのシールがたまったらプレゼントがもらえるのもそうですよね。今はより見えないお金の感覚を養うことも大切なことだと思います。探究バレエで働いた報酬はポイントとしてもらえ、最終的にはリアルなお金に交換出来ます(※昨年のグッズデザインで得た売り上げ金を利用します)
手作業とテクノロジーのバランス
今回は「ストップモーション動画撮影」で「動くお菓子動画」「show partyプロモーション動画」を制作する仕事してもらいました。ストップモーションアニメの仕組みとアプリの使い方をみんなで学び、適材適所に分かれ仕事をしました。手を動かすことは素材に触れる行為になります。画面上では感じられない大切な要素だと思います。そして、テクノロジーに利用されるのではなく、利用するバランスを感じるのにストップモーションアニメは最適です。「動くお菓子動画」・・・会場の演出として、お菓子についているQRコードを読み取るとアニメーションが現れる仕掛けを作ってもらいました。「show partyプロモーション動画」・・・決められた予算内や条件をクリアしながらプロモーション動画制作をチームで取り組んでもらいました。