【ももちゃんの部屋】感じる心とAI~本物のバラから始まる探究~

2026年5月探究型バレエ レポート


~本物のバラから始まる探究~
SHOW BALLET JAPANの探究型学習では、「知る」だけではなく、「感じる」ことを大切にしています。
今回のテーマは、
『感じる心とAI』
AIが身近になり、絵や文章、デザインまでも簡単に作れる時代になりました。
だからこそ、
人間にしかできないことは何だろう?
そんな問いを持ちながら、本物のバラに触れ、AIと向き合う探究の時間を過ごしました。
AIは便利。でも、それだけでいいの?
舞台芸術の世界でもAIが活用される場面が増えています。
発表会のポスターやキービジュアルのようなデザインも、AIで作れる時代になりました。
実際にAIが作成した複数の作品を比較してみると、どれも美しく魅力的です。
しかし同時に、
「なんとなく違和感がある」
「きれいだけど何か足りない」
そんな感覚も生まれました。
AIは優秀なパートナーですが、何を作りたいのかを想像するのは人間です。
イメージのないままAIを使うのではなく、
まず自分の中に感じたことや伝えたいことがあること。
その大切さを考える時間になりました。
本物に触れるから見えてくるもの
今回の探究では横浜ローズウィークを訪れ、実際のバラを観察しました。
色や形だけではありません。
香り。
風。
湿度。
空気感。
写真やSNSでは伝わらない情報を五感で集めていきます。
特に雨上がりの公園には豊かなバラの香りが広がっていました。
便利な時代だからこそ、本物に触れる体験の価値はますます大きくなっているように感じます。
試行錯誤が「自分のセンス」を育てる
発表会制作でもAIからアイデアをもらうことがあります。
しかし、その提案が本当に良いものかどうかを判断するには、自分自身の経験や感覚が必要です。
素材を集める。
観察する。
試してみる。
失敗する。
また考える。
その積み重ねがあるからこそ、自分なりの「好き」や「美しい」が育っていきます。
AIに任せるだけでは身につかない力です。
体験を経験に変えるために
探究の最後には、集めた素材や写真を振り返りながら、
「どんな写真ならバラの魅力が伝わるだろう?」
「パンフレットに載せるならどれを選ぶ?」
という視点で考えました。
ただ見て終わるのではなく、言葉にし、整理し、振り返る。
そのプロセスによって体験は経験へと変わっていきます。
SHOW BALLET JAPANが大切にしているのは、まさにこの時間です。
AI時代だからこそ「感じる心」を育てたい
AIはこれからも進化していくでしょう。
けれど、
バラの香りに心が動くこと。
美しいと感じること。
誰かに伝えたいと思うこと。
それは人間だけが持つ大切な力です。
SHOW BALLET JAPANでは、踊りを学ぶだけでなく、
「感じる力」「考える力」「表現する力」
を育てる探究型学習を続けています。
本物のバラから始まった今回の探究。
子どもたちの中に、「AIを使う力」と同時に「AIに頼りすぎない感性」の種が育ってくれていたら嬉しく思います。
