【ももちゃんの部屋】変わり者だね!は誉め言葉?!

2025年6月探究型バレエ レポート


「変わり者」は褒め言葉? ~発明家から学ぶ探究心~
バレエ×探求型学習は、引き続き『美女と野獣』をテーマにしています。
毎回内容をどうしようかな?と考えるのですが
虎ノ門ヒルズで開催中のデザインあ展neoに行ったときに
モーリスの発明をやろう!!と決めました。

発明というキーワードもどうバレエ繋げるの?と思うのですが
そこはももちゃんしっかり結び付けてくれました。
モーリスは変わり者でしたし、ベルも変わり者と言われていましたね。
ダンサー界隈ではあるあるかもしれませんが
『普通だね』はちょっともやもやする言葉。
人と違う発想ができる=クリエイティブ
『変わってるね』が誉め言葉にとられることのほうが多いかもしれません。
今回の探究型学習は、発表会演目『美女と野獣』に登場する発明家モーリス(ベルのお父さん)をテーマに行いました。
村の人たちから「変わり者」と言われるモーリスですが、本当に変わっていることは悪いことなのでしょうか?
~発明家モーリスから学ぶ探究心~
物語の中でモーリスは村人たちから「変わり者」と言われています。
しかし歴史を振り返ると、新しい発見や発明をした人の多くは、最初から周囲に理解されていたわけではありません。
「みんなと違う視点を持つこと」
それは本当に欠点なのでしょうか。
言葉は意味よりも「受け取り方」が大切
「変わっているね」
この言葉を聞いてどう感じるでしょうか。
子どもたちに問いかけると、
「嫌だな」
「面白いって意味かも」
「言う人による」
様々な意見が出ました。
同じ言葉でも、相手との関係や状況によって意味は変わります。
私たちは普段、言葉そのものではなく、その奥にあるメッセージを受け取っていることに気づきました。
これはバレエにも通じます。
踊りには言葉がありません。
だからこそ、動きや表情の奥にある「伝えたいこと」を感じ取る力が必要になります。
「当たり前」を疑うことから発見は始まる
左右違う靴を履く。
椅子を本来とは違う使い方で遊ぶ。
いつものポーズを少し変えてみる。
そんなワークを通して見えてきたのは、
私たちが想像以上に「当たり前」に縛られているということでした。
変わり者とは、常識を壊す人ではなく、
「別の見方ができる人」
なのかもしれません。
バレエ界を支えてきた変わり者たち
探究ではバレエ作品に登場する個性的なキャラクターにも注目しました。
作品の世界を面白くしているのは主役だけではありません。
少し変わったキャラクターや独特な発想を持った人物がいることで、物語に深みが生まれます。
さらに、現在のバレエも衣裳やトゥシューズ、舞台装置など、多くの人の「もっと良くしたい」という探究心によって進化してきました。
今では当たり前になっていることも、最初は誰かの「変わった発想」だったのです。
違いは才能の入り口かもしれない
SHOW BALLET JAPANの探究型学習では、正解を覚えることよりも、
「なぜ?」
「他の方法はないかな?」
と考える時間を大切にしています。
周りと違う考え方。
少し変わった視点。
それは間違いではなく、新しい可能性の入り口かもしれません。
モーリスが発明家だったように、
未来を変えるアイデアは、いつも「変わり者」と呼ばれる人たちの好奇心から生まれています。
今回の探究を通して子どもたちには、
「人と違うことを恐れず、自分らしい視点を大切にしてほしい」
そんなメッセージを受け取ってもらえたら嬉しいです。
