SHOW BALLET JAPAN × 探究型学習 2023年11月レポート

『いつまでも古くならないもの』
-それこそがむしろ最も「新しい」ものだとはいえないでしょうか?

 – 長く愛されるには理由があるのかもしれない… –

美しさの代名詞ともいえる「バレエ」。古くから愛され、色褪せることなく現代にも続いています。きっとそこには理由がある。終戦後から圧倒的な支持を得て、後世のクリエイターにも大きな影響を与えた、まりこ先生、ももちゃんも大好きな中原淳一の世界を覗きながら、そのこたえを探しに、そごう美術館「111年目の 中原淳一展」にお出かけしてきました。

 

 

本当の「美しさ」「豊かさ」をさがす旅

やってきたことが役立つ

こどもと美術館や舞台などを楽しむためには、ちょっとしたコツがあります。それは、①マナーや見方をしっかり伝えること、②興奮状態で入場しない、です。入場前にみんなで鑑賞マナーのあいことば「はさみ」と作品をみるコツを共有しました。

みている人の邪魔をしない は探究バレエクラスのはじまりに毎回伝えている「相手の楽しい時間を邪魔しない」と一緒です。では、美術館ではなく、舞台だったら?みんなが楽しくみるためには何が大切??→大きな帽子。お団子も大きいと後ろの人が見えないかも!という声が上がりました。

 

なんでこの色なの?

今回のミッションには「飾り方にも注目してみよう」「来ている人を観察してみよう」という項目があります。メインの内容を楽しみつつ、メインをサポートしてくれる部分にも注目してみます。舞台も料理も名脇役があってこそですよね。
作品に近づけせないためのポール。「分かりやすく目立つ色にした方がいいよね?なんでこんなに目立たない色なの?」と投げかけてみました。
→「目立つ方が安全だよね」「でも、作品の邪魔になる」「あっ!床の色と一緒だ!」

 

 

 

 

特別号!?ここみん

レトロな雑誌をイメージして教材を作りました。展覧会の世界をより楽しく身近に感じてもらうために。
なんと豪華付録がついていす。さて、表紙の名前の間違いに気がついたかな?

楽しいだけで終わらないためには

ただ楽しいのも大切なことですが、せっかくなら楽しいにおまけ(学び、気づきetc)がついてきたらいいなと考えて準備をしています。前日に展覧会に足を運び、気がつけば2時間以上かけてみていました。探究心は、楽しそうから、楽しい!!という気持ちにナビゲートしてくれます。

 

 

ゆたかで自由な見かたをナビゲート


持ち運びやすいサイズにデザインされた雑誌に注目!発表会のパンフレットにも同じ考えのもとデザインされています。アップリケやツギハギなどあるものに手を加え自分のお気に入りに仕上げる心の豊かさに触れ、模様採集もしました。ファッション、インテリア、雑誌編集、イラストレーションなどのマルチクリエイターと呼ぶべき多彩な活動を果たした、中原淳一。今も、色褪せることなく輝き続ける魅力に触れた時間。SNSや画面上では得られないリアルな情報を得られる展覧会はまるで雑誌をめくるワクワクに溢れていました。だからこそ、思い出の一枚を選ぶのはなかなか難しいよね。お気に入りの一枚をプレゼントしました。

 

かおのむきにちゅうもく!うれしそう?かなしそう?

バレエも かおのむき かくどで みえる いんしょうが かわるよ

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