【ももちゃんの部屋】「組み立てる力」が世界を広げる

2025年11月探究型バレエ レポート


~学びは“つなげる”ことで自分のものになる~
今回の探究型学習のテーマは、
「組み立てる力」
でした。
『美女と野獣』の物語を振り返りながら、
「なぜ野獣は人間の姿に戻れたのだろう?」
という問いから探究をスタート。
物語も舞台も、そして私たちの日常も、一つの出来事だけで成り立っているわけではありません。
たくさんの要素がつながり、積み重なり、組み立てられることで結果が生まれています。
今回はそんな「組み立てる力」に注目した時間となりました。
物語はたくさんの積み重ねでできている
野獣が人間に戻れたのはベルのおかげでしょうか。
それともルミエールたちの支えがあったからでしょうか。
ガストンの存在も、物語を動かす大切な要素だったかもしれません。
子どもたちは様々な視点から意見を出し合いました。
探究型学習では、正解を探すことよりも、
「なぜそう思うのか」
を考える時間を大切にしています。
一つの結果の裏には、多くの要因が隠れていることに気づくことが、探究の第一歩です。
発言する前に必要な「組み立て」
自分の考えを言葉にすることは簡単ではありません。
頭の中で考えを整理し、
理由を見つけ、
相手に伝わる形に組み立てる必要があります。
SHOW BALLET JAPANの探究では、すぐに答えを求めるのではなく、考える時間を大切にしています。
また、自分の考えを伝えるだけでなく、他者の意見を聞くことも同じくらい大切です。
違う考えに出会うことで、自分の世界は広がり、考えはさらに深まっていきます。
バレエにも「組み立て」がある
物語を分析した後は、バレエレッスンの組み立てにも目を向けました。
なぜプリエから始まるのか。
なぜこの順番でレッスンを行うのか。
普段は当たり前に行っていることにも理由があります。
知識は覚えるだけでは力になりません。
その理由やつながりを理解して初めて、自分のものになります。
だからこそSHOW BALLET JAPANでは、
「こうする」だけではなく、「なぜそうするのか」
を大切にしています。
チームで動くってどういうこと?
後半はチームビルディングワークに挑戦しました。
限られた材料を使いながら、仲間と協力してミッションをクリアしていきます。
同じ課題でも、
まず行動する人。
全体を見渡す人。
アイデアを出す人。
支える人。
それぞれ役割が違います。
大切なのは、誰が一番優れているかではなく、
それぞれの力をどう組み合わせるか。
発表会の舞台づくりも同じです。
主役だけでは作品は完成しません。
一人ひとりが自分の役割を果たし、支え合うことで舞台は完成します。
学びは社会につながっていく
探究バレエでは、バレエの技術だけでなく、社会に出てからも役立つ力を育てたいと考えています。
考える力。
伝える力。
協力する力。
そして、物事を組み立てる力。
今回の探究を通して子どもたちは、
「結果だけを見るのではなく、その過程やつながりを考えること」
の大切さを感じてくれたように思います。
学びとは知識を集めることではなく、
知識や経験、人との関わりを組み立てながら、自分だけの世界を作っていくこと。
その楽しさを、これからも探究の時間の中で伝えていきたいと思います。
